高金利の通貨は危険!?

高金利の通貨は危険!?

長期トレードによるFX取引の最大の目的、それが「スワップポイント」です。2国間の金利差によって利益を上げる方法ですが、2国間の金利差が大きければ大きいほど利益が大きくなるのは言うまでもありません。そこで、超低金利政策を実施している日本円と、金利の高い通貨をペアにして取引を行うのが有効なのですが、「金利が高い」ということだけでペアを決めるのは少々危険と言える場合があるのです。たとえば、日本人投資家に人気の南アフリカランドですが、南アフリカはエネルギー対策の成功と中流層の増加など、好景気を示す要因がたくさん見られる経済状況にあります。その好景気を後押ししてインフラ整備を進めたいという南アフリカ政府の思惑があるため、政策金利を高く設定しているのです。この場合はランド/円の通貨ペアは魅力があるといえますが、南アフリカとは全く違う事情で高金利を打ち出している国があることも知っておきましょう。

その典型的な例が「デンマーク」です。リーマンショックで一気に経済が悪化したデンマークですが、それを裏付けるかのようにデンマークから資金を引き揚げる投資家が増えました。これに困ったのがデンマーク政府です。なにせ、国からどんどんお金が流出しているのですから、このままでは国そのものが破綻してしまいます。そこで、資金の流出を食い止めるために、あえて高金利を打ち出したのです。つまり、経済状況がガタガタであるにもかかわらず、金利を上げてしまったので国内経済は大混乱を起こす結果になっているんですね。こんな状態が続くと、いつデンマークの通貨が暴落するか不安で仕方ありません。

このように、いくら高金利であっても、その実情は国によって大きく異なるのです。目に見える数字だけでなく、その実情にも目を向けるようにしておきましょう。

2009年10月 5日|

カテゴリー:FX長期運用